当社には、さまざまなライフスタイル、多様な価値観を持つ社員が在籍しています。Biz.の多様化、世界的な経済圏再編が急速に進む中、当社がこれからも持続的に企業価値を創出するには、多様な人材がお互いを尊重しながら価値観を共有し、切磋琢磨しながら成長していくことが不可欠です。
当社がダイバーシティ・マネジメントを掲げる意義は、「様々な経営環境変化に順応できる、強く、時には柔軟な組織をつくること」にあると考えています。
企業理念である“Speed” “Challenge” “Creative”の精神をもって以下を推進してまいります。
【具体的な取り組み】
・ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方の見直し
・育児や介護との両立支援
・女性活躍推進
・シニア活躍支援
・障がいのある人財の能力の最大化
取締役会によって選任されたダイバーシティ担当執行役による管轄のもと、当社機能組織としてダイバーシティ担当部署を設置します。ダイバーシティ担当部署は、活動方針の立案や、会社全体への活動方針等の浸透、活動の推進状況をモニタリングするとともに、各種報告書の情報発信などの対外的なコミュニケーションを行います。さらに情報開示以外にもステークホルダーとの対話を実施し、外部より受けたさまざまな意見や活動を通じて特定された課題を担当執行役に報告するとともに、経営層と関連部署(人事、管理、品質、調達、設計、製造、営業など)にフィードバックします。これらに基づき対応方針を策定するなど、経営施策に適宜反映します。ダイバーシティ担当部署は、反映された方針や活動を本社、宮城の各拠点に展開していくことによって活動を推進してまいります。
育児や介護をしながらも個人の能力を最大限に発揮し、働く社員を支援するために、育児・介護制度を拡充していくと同時に、制度への全社的な理解を促進し、誰もが制度を利用しやすい環境づくりを次のように行動計画を策定して進めています。
ケイテックでは、多様な人材を支援し、男女ともに利用できる制度を行動計画に基づき整備・拡充させています。
| 第1期 2015年4月1日~2018年3月31日 |
| 主に子育てや介護を担う社員が家庭と両立しながら雇用を継続するための環境整備に注力しました。 ・法定における育児休暇取得期間の取得の推進 ・法定における育児休暇取得期間の取得の推進希望に応じた育児期間中の時間外勤務の制限や免除 ・未就学児を持つ対象者への就業形態の準備 ・上記各種制度に対する理解促進を図る社内啓発活動の実施 ・社内相談窓口の設置 |
| 第2期 2018年4月1日~2021年3月31日 |
| 継続的な制度拡充に加え、社員全員の働き方の改善の働き掛けに注力しました。 ・勤怠タブレット導入における勤務実績時間の可視化による労働時間削減 ・フレックスタイム有効活用による労働時間削減や休暇取得促進策の実施 ・テレワーク導入により多様な働き方ができる業務体制の構築 ・育児該当男性社員へ制度利用の促進 |
| 第3期 2021年4月1日~2024年3月31日 |
| 制度のさらなる拡充と既存制度の理解促進の働き掛けに注力しました。 既存制度の理解の啓発 ・管理者研修でのワークライフバランスに係る制度、法令の説明 ・多様な働き方ができる職場環境の更なる整備 既存制度の利用しやすさの改善 ・スーパーフレックスタイム導入による働き方の拡充 ・変形労働制の導入による年間総労働時間の削減 ・一斉有給休暇取得制度とあわせて有給休暇取得の推進により就労日数の削減 |
| 第4期 2024年4月1日~2027年3月31日 |
| 目標1 次世代の育成を推進、若年者に就労の機会を提供 <取り組み> ・工場見学の推進、あるいはインターンシップを積極的に提案する事で、 新たな戦力の育成や獲得を可能とするために機会の提供を行う。 |
当社では、社員の出産・育児と仕事の両立を会社全体で支援することを目指し、男女問わず利用できる各種制度の拡充を進めています。
・両立支援を実現する勤務体系、休暇制度
時短勤務、フレックスタイム、テレワークなどの活用により仕事と育児の両立支援のみならず、多様な勤務を実現するための勤務体系を導入しています。休暇制度においても産前産後休暇のみならず、義務教育期間における特別休暇の新設に関しても今後取り組んでいきます。
・両立支援に関する多様な働き方の環境整備
社内の理解促進・風土醸成の一環として、育児対象者に対する各種制度・施策の説明のみならず、管理職を対象にしたガイダンスを実施していきます。
社員が仕事と介護の両立をしながら能力を発揮し続けられるよう、介護休業制度のみならず、テレワーク、フレックスタイム、時差勤務等の制度を拡充し、会社として両立支援を実施していきます。
・両立支援を実現する勤務体系、休暇制度
時短勤務、フレックスタイム、テレワークなどの活用により育児同様に介護においても多様な勤務が実現可能となります。休暇制度においては要介護対象に応じて年間で取得可能な特別休暇日も設定しております。今後の取り組みとしてより柔軟な休暇が取得可能なように時間有給休暇導入も進めていきます。
・両立支援に関する多様な働き方を受容する風土づくり
社内の理解促進・風土醸成の一環として、介護対象者に対して各種制度・施策の説明を行い、管理職を対象にしたガイダンスを実施しています。
当社は、女性がさらに活躍できる環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定しています。この計画に取り組む他、ケイテック全体の女性の活躍推進にも取り組んでいきます。
| 第1期 2016年4月1日~2020年3月31日 |
| 女性が活躍するための環境整備に注力しました。 ・女性役職者候補のリストアップと育成 ・職場にて女性活躍を推進する目的としてリーダー役職への登用 ・女性役職者登用時に社内報掲載による女性活躍の啓蒙 ・公正な人事評価のもと役職者への登用 |
| 第2期 2021年4月1日~2024年3月31日 |
| 女性の活躍の場を更に推進し、女性役職者登用率向上に注力しました。 ・女性役職者の登用 ・部署ごとの女性比率の拡大 |
| 第3期 2024年4月1日~2027年3月31日 |
| 目標1: 総合職採用の女性比率の向上を目指す 〈取り組み〉 女子学生向け説明会、ウェブサイトで女子学生向け広報を強化、女性社員の活躍や働き方を理解してもらうことを通じ、エントリーシートの女性比率の向上を目指す 目標2: 女性のキャリアサポートを後押しし、管理職に占める女性割合を10%以上にする 〈取り組み〉 各部門に女性推進委員を設置し、各部門で女性活躍に係る課題分析を行い、女性キャリアサポートに関する施策を検討。女性推進委員は各部門内で女性社員からの相談にも対応。全社員の意識改革(働き方、男女役割分担意識等)を目的に、社外講師による社内講演会を実施。育児女性社員の意識付けを目的に、「復帰後セミナー」「フォローアップ研修」等の実施を検討 目標3:「女性活躍」「新しい働き方※」「両立支援制度」に関する研修/説明会を実施管理職向けマネジメント研修の内容を拡充し、意識改革を図る ※ 各組織・個人が、自律的にメリハリのある働き方を目指し、成果・業績の向上を図りつつ生産性・効率性を高めた「ケイテックらしい新しい働き方」の実現(長時間労働是正/有給休暇取得促進)に取り組んでいます。 〈取り組み〉 リーダー研修、部長研修等で、「新しい働き方とマネジメント」「ダイバーシティ(女性活躍含む)」について説明を実施。管理職向けマネジメント研修の内容拡充について、検討を行い「両立支援制度」に関する説明会、社内広報を実施。出産・育児期間のライフイベントを前提としたキャリアサポートや個々のライフイベントを考慮し、可能な限り計画的なキャリアづくりに注力します。 |
60歳以降の働き方に対する意識、価値観は個人差が大きく、今後ますます多様化していくと予測されています。当社では、定年再雇用制度により75歳までのシニア層で活躍する方も多数在籍しており、今後においても長期的に働きがいのある仕事に取り組んでもらうために、就業機会確保やシニア人材に関する人事制度の取り組みを行って、生涯現役の時代に向けた制度構築を目指していきます。
当社では、企業の社会的責任・ダイバーシティの取り組みの一環として、従来より、障がい者の雇用に取り組んできました。今後、法定雇用率を堅守しながら、多様な障がい者の就労機会の拡大に努めていきます。